Novel

SHORT-SHORT
About Triple B

舞台:会議室
主な人物:
 ブラッド、フローズ、クイーヴ、ヘイズ、リブレ、レイジ

「なァ、フローズさんや。どう思う?」
「何がですか、突然」
「いいやあ、俺ァちょっと気になってましてね。アイツのこと、どう思うよ。……って、ああっ、俺のおやつが! 勝手に片付けるな! 返せ返せ、それはヌクにやろうと思ってたのに!」
「そんな事言われましても。団長……食べるなら向こう行ってて下さい、邪魔ですから。クイーヴ辺りはどうだ?」
「さあ、聞かれても困る。強いて言えば、似た者同士って感じなんだけど」
「似た者? どこがだよ、アイツはもっと繊細で天然だぞ」
「そりゃあヘイズは、暇さえありゃよく話してるだろうから、本質理解してると思うけど。僕からしたら、空っぽにしか見えないよ」
「何だ、結局誰もよく分かってないって事か。どいつもこいつも……リブレなんて、尋ねるにしたって時間の無駄だと思うが」
「つーかお前ら、何で真面目に薄ら馬鹿の議題に乗ってやってんだ?」
「「暇だから」」
「へェ、そんなもんかい……と、ご本人の来訪のようで」
「猫を見かけなかったか」
「猫? 猫って、ああ、確か姫君の」
「……確か、ジャスカ」
「姫様の方じゃないんですか? いや、その姫様がどこか行ってるっていうのも、あるかもしれないですね……そこらへん走り回ってると思いますよ」
「は……変わり身早えな、フローズ」
「黙れ単細胞」
「二人とも、不毛な争いはそこまでにしたら?」
「付き合いきれん……」
「待て、まだ行くなレイジ。お前、丁度良いとこに来た」
「なんだ」
「あの薄ら馬鹿、どうよ」
「なにがだ」
「ヘイズが薄ら馬鹿って言ったら、団長の事しかいないよ。折り合い悪いからあまり顔も合わせないみたいだけど」
「団長……実はふざけてるのか、本当に頭危ないんだか分からないですね。いや、強ちどっちもか」
「言うようになったな小娘。で、だな。一番付き合いの短いお前から見たら、あの薄ら馬鹿どう見えるよ。あんなのが旅団長で大丈夫か?」
「俺に訊くな……」
「多分、見たまんまだね。考えるだけ無駄かもよ、ヘイズ」
「話題振るだけ時間の無駄ってもんです、仕事してきます。理紀、巡回するぞ。ホバー、起動してくれ」
「おい、フローズ、暇って言ったのは誰だよ」
「団長に関して、私に振らないで下さい。思い出すたびに腹立たしい思いさせられるなんて、御免です」
「あのヒヨコ……随分な嫌われ様だな」
「俺には、お前も嫌ってるように見えんだけど。違うのか」
「……違わない、とも言い切れない」
「案外半端な答え出すんだな、意外だ」
「ヘイズ、本人の中では結論出てるのかもよ?」
「あれェ、何まったりしてるんですか、そこ。作業終わってるんですか?」
「指示を待てって言われたんだ、団長に」
「そうだ、クイーヴの言う通りだ。お前もドコ行ってたんだよ、リブレ」
「日差しが良かったんで、ここぞとばかりに散歩しに」
「暇人……」
「お前に言われたくないな、暇人」
「そうですか?」

2006/04/12

コミュニティで出したら好評だったので。口調だけで個性が出るかなと試してみた。
第三者の目で見て、どの台詞が誰の物か区別がつくようだったので、一安心。